「セル・イン・メイ」という言葉をご存じでしょうか?これは「5月に売れ」という意味で、欧米市場では5月から10月にかけて株価が低迷しやすいとされる格言です。ゴールデンウィーク明けの相場を前に、NISA投資を始めたばかりの方や、これから始めようとする方にとって、この時期の投資タイミングは気になるポイントですよね。
実際、5月以降の相場は値動きが荒くなることも多く、「今投資を始めて大丈夫だろうか」「下落したらどうしよう」と不安に感じる初心者の方は少なくありません。しかし、長期投資を前提とするNISA投資では、短期的な相場変動に一喜一憂する必要はありません。
この記事では、「セル・イン・メイ」の概要から、GW明けの相場との向き合い方、さらに下落時をチャンスに変える投資戦略まで、NISA初心者が知っておくべき対処法を詳しく解説します。
私自身、2022年からNISA投資を始めた当時、初めてのGWを迎えるタイミングで「セル・イン・メイ」という格言を知りました。当時は月3万円の積立を始めたばかりで、「もしかしてタイミングが悪かったのかな」と不安になったのを覚えています。
実際、2022年の5月以降は米国株を中心に下落相場が続き、一時的にマイナス10%以上になった時期もありました。しかし、積立投資を継続し、下落時にはスポット購入も行った結果、その後の回復局面で大きな利益を得ることができました。今振り返ると、あの不安な時期こそが投資を学ぶ良い機会だったと思っています。
「セル・イン・メイ」とは?NISA投資への影響
「セル・イン・メイ」(Sell in May)は、「5月に売って、9月まで去れ」を意味する株式投資の格言です。これは欧米の機関投資家が夏休み期間中(5月から9月)に取引量を減らす傾向があることから生まれた言葉で、この期間中は株価が低迷しやすいとされています。
実際の統計データを見ると、過去のS&P500指数では5月から10月の6か月間の平均リターンが、11月から4月の6か月間よりも低い傾向が確認されています。ただし、これは絶対的な法則ではなく、年によっては5月以降も堅調に推移することも多々あります。
日本市場への影響
日本市場においても、ゴールデンウィーク明けから夏にかけて以下のような特徴が見られます:
- 外国人投資家の売買代金が減少する傾向
- 企業の決算発表が一段落し、材料不足になりやすい
- 夏枯れ相場と呼ばれる出来高の減少
- 8月のお盆休み前後は特に取引が細る

特にNISA初心者の方は、この格言に過度に反応して投資を控えたり、慌てて売却したりしないことが重要です。むしろ、この時期を長期投資の絶好の機会と捉える視点が求められます。
GW明け相場の特徴と初心者の心構え
ゴールデンウィーク明けの相場には、いくつかの特徴的なパターンがあります。これらを理解しておくことで、相場変動に動じない投資判断ができるようになります。
GW明け相場の典型的なパターン
- 海外市場の影響を受けやすい — GW期間中に海外で起きた出来事が日本市場に反映される
- 出来高の変動 — 長期休暇明けは一時的に出来高が増減することがある
- 投資家心理の変化 — 休暇中に投資方針を見直す個人投資家が多い
- 企業業績への注目 — 3月決算企業の決算発表が本格化する時期
初心者が陥りがちな心理的な罠
GW明けに相場が下落すると、「やっぱり『セル・イン・メイ』は本当だった」と考えて、投資を止めてしまう初心者の方がいます。
しかし、短期的な下落に反応して投資を中断すると、その後の回復局面を逃してしまう可能性があります。
NISA初心者が持つべき心構えは以下の通りです:
相場の格言や短期的な予測に振り回されるのではなく、自分の投資方針と長期的な資産形成目標に集中することが成功の鍵となります。
GW明け相場の変動は一時的なものであり、長期投資の成果には大きな影響を与えません。
下落相場でも慌てない積立投資のメリット
「セル・イン・メイ」による相場下落を心配する必要がない最大の理由は、NISA積立投資が持つ「ドルコスト平均法」の効果にあります。この投資手法こそが、相場変動を味方につける強力な武器となるのです。
ドルコスト平均法による下落相場でのメリット
ドルコスト平均法とは、定期的に一定金額で投資信託を購入する投資手法です。相場が下落している時期には、同じ金額でより多くの口数を購入できるため、将来の値上がり時により大きな利益を期待できます。
- 安い時に多く買える — 下落相場では投資信託の基準価額が下がり、同じ金額でより多くの口数を購入可能
- 平均取得価額が下がる — 高い時と安い時の両方で買うことで、取得価額が平準化される
- 感情的な判断を排除 — 機械的に投資を続けることで、恐怖や欲望に左右されない
- タイミングを気にしなくて良い — 「いつ買うか」を考える必要がなくなる

実際のシミュレーション例
例えば、月3万円の積立投資を行う場合を考えてみましょう:
| 月 | 基準価額 | 投資金額 | 購入口数 |
|---|---|---|---|
| 5月 | 15,000円 | 30,000円 | 2.00口 |
| 6月 | 12,000円 | 30,000円 | 2.50口 |
| 7月 | 10,000円 | 30,000円 | 3.00口 |
| 8月 | 13,000円 | 30,000円 | 2.31口 |
このように、基準価額が下落している6月・7月により多くの口数を購入できており、8月に少し回復した時点で既に良いポジションを築けています。
積立投資を継続するためのポイントをまとめると以下の通りです:
詳しい積立投資の始め方については以下で解説しています。
積立投資なら相場下落は味方であり、「セル・イン・メイ」を恐れる必要は全くありません。
NISA成長投資枠での「押し目買い」戦略
つみたて投資枠での積立投資に加えて、NISA成長投資枠を活用した「押し目買い」戦略も、GW明けの相場変動をチャンスに変える有効な手法です。特に「セル・イン・メイ」による下落局面では、この戦略が威力を発揮します。
押し目買い戦略とは
押し目買いとは、株価や投資信託の基準価額が一時的に下落した「押し目」のタイミングで追加購入する投資戦略です。成長投資枠では年240万円まで一括投資が可能なため、相場下落時にまとまった金額を投資することで、回復局面での大きなリターンを狙えます。
- STEP1待機資金の準備
成長投資枠用の資金を普通預金や短期国債で準備しておく
- STEP2下落基準の設定
例えば「前月末から5%以上下落」など、明確な買い増し基準を決める
- STEP3分割投資の実行
一度に全額投資せず、2〜3回に分けて段階的に投資する
- STEP4結果の検証
投資後の結果を記録し、次回の判断材料として活用する
GW明けに適した押し目買いの商品選択
成長投資枠での押し目買いに適した商品の特徴を以下にまとめます:
- 値動きが大きい商品 — 米国株式インデックスファンドや新興国株式ファンドなど
- 流動性が高い商品 — 大手運用会社のインデックスファンドやETFなど
- 長期的な成長が期待できる商品 — 世界株式や先進国株式インデックスファンドなど
- 分散効果が高い商品 — オール・カントリーファンドなど、幅広い銘柄に分散された商品
押し目買い戦略は、つみたて投資枠での基本的な積立投資ができている人が行う、応用的な投資手法です。
投資初心者の方は、まずは積立投資を軌道に乗せてから検討することをおすすめします。
リスク管理のポイント
押し目買い戦略を成功させるためには、適切なリスク管理が欠かせません:
暴落時の具体的な対処法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
口座開設がまだの方は、以下から申し込みできます。
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投資判断に不安がある方は、プロのファイナンシャルプランナーに相談してみるのも一つの方法です。
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成長投資枠での押し目買いは、相場下落をチャンスに変える上級者向けの戦略です。
まとめ
「セル・イン・メイ」という格言に惑わされることなく、NISA投資の本質である長期資産形成に集中しましょう。相場の短期的な変動は、長期投資家にとってはむしろ絶好の機会となります。今年のGW明けも、冷静に、そして着実に投資を続けていくことで、将来の豊かな資産形成を実現できるはずです。





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